[Intro]
[Verse 1]
夜の街を走るタクシーの灯り
消えた後も 残る香水の跡
アパートのドア 鍵を開けても
彼女の影は もうどこにもなくて
[Chorus]
盲目の手で 探し続ける
冷めたコーヒー 滲む月明かり
「戻って」と叫んでも 答えるのは
タイヤの音 遠ざかるだけ
[Verse 2]
借りた時間の ヒビ割れた窓辺
触れたカーテン 記憶に揺られて
「会いたい」が募り 朽ちたベッドで
孤独のリズム 心縛るように
[Chorus]
繰り返す螺旋 同じ朝が来ても
消えた温もり 指で数えるだけ
雨に濡れたポスター 笑う彼女は
時計の針に 飲まれてく
[Bridge]
何度も描いた あの日の約束
白い息さえ 今は哀しみを運ぶ
視界の闇より 深い別れの色
ずっと ずっと 消えぬように
[Chorus]
盲目の手で 探し続ける
冷めたコーヒー 滲む月明かり
「戻って」と叫んでも 答えるのは
タイヤの音 遠ざかるだけ
[Outro]